TableCheck、飲食店ユーザーの「信用スコア算出機能」を2019年春に提供へ

 TableCheckは1月29日、飲食店とその利用者の双方により良いレストラン体験を提供する仕組みとして、来店者の評価を可視化する「TableCheckカスタマースコア」機能の開発を本格始動すると発表した。数店舗で有効性測定の後、2019年春より順次サービス提供を目指す。

 昨今、オークションやライドシェアなど、サービスの提供者と利用者双方の評価を可視化し公平性を担保するために、スコアリングを活用したサービスが普及しているが、飲食業界では口コミサイトやSNSなどでしか飲食店を評価する場がなく、利用者から飲食店に対する一方的な評価に偏っていると同社では指摘。また、飲食店に情報信頼性の担保や風評被害など悪影響を及ぼすリスクがあり、結果として飲食店と利用者の最適なマッチングの弊害になっていると説明する。

 現在開発中のTableCheckカスタマースコアは、飲食店利用における信用スコアを算出するサービス。飲食店と利用者の双方向による評価制度やスコアリングを活用することで、消費者と利用者のフェアな関係性を創出できるとしている。同スコアは、飲食店向け予約顧客管理システム「TableSolution」や予約サービス「TableCheck」を通して得られたビッグデータを解析し算出される独自の数値となるという。

「TableCheckカスタマースコア」概要イメージ
「TableCheckカスタマースコア」概要イメージ

 同社では、実際の飲食店利用に紐づくさまざまな情報や店舗からの評価をもとに、利用者ごとの信用スコアを自動算出。飲食店と利用者に公開することで、無断キャンセル・ノーショー問題の解決や、サービス品質の向上、限定特典の提案などに活用できると考えているという。

 たとえば、利用者が高スコアの場合は、人気飲食店の特別席への優先案内・先行予約や手厚いおもてなしを受けられるなど、便益の創出や満足度の向上が期待できるようになる。飲食店側も、初めて来店する利用者に対し、過去に他の飲食店を利用した時の情報をもとに好みのメニューや特別メニューを提案できるようになるとしている。

 同社の保有するビッグデータを解析しながら、実際の飲食店舗や外部企業との実証実験なども実施。同スコアの有効性を測りつつ、飲食店や利用者が満足できるようなサービスのあり方や、安心して利用してもらうためのセキュリティ面の整備を進めるという。

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